学会概要

 中国・四国学校保健学会は、1969年7月に岡山で創立総会が開催され、再編発足した会で、中国・四国地区9県の学校保健分野の研究者、教員、養護教諭その他の学校関係者、医師、看護師等の医療関係者などの会員により、組織・運営されています。再編発足時の事務局は、岡山大学養護教諭養成所(現教育学部)に置かれていましたが、現在は、事務局は就実大学教育学部に、学会誌である教育保健研究の編集部は岡山大学大学院教育学研究科養護教育講座に置かれています。

 本学会は、学校保健に関する研究と会員相互の研究上の連絡を図ることを目的としています。その目的を達成するために、中国・四国地区9県の持ち回りで開催される年次学会及び年次総会の開催、機関紙「教育保健研究」、その他の出版物の編集刊行、共同研究を目的とする委員会の設置、関係学会との協力などの事業を行っています。

 年次学会は、開催県毎にテーマが設定され、一般講演のほか、教育講演やシンポジウムなども開催されることがあります。本学会が発刊する機関誌「教育保健研究」は隔年で発刊されています。一般講演の発表者や機関誌の投稿者は、大学教員、学校保健に携わる教員、養護教諭などが大半で、実践記録やケースワークなどが占める割合が多いのが特色であります。

 学校保健が係わる領域は、幼児、児童生徒、学生から、教職員、学校や地域、さらに国内外と幅広く、また、最近、学校保健を取り巻く環境が大きく変化してきています。本学会では、発足当時の設立理念のもと、学校保健の向上に尽力してまいりたいと考えております。どうぞ皆様のお力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

中国・四国学校保健学会 理事長
(鳥取大学医学部保健学科)
吉岡 伸一

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